こういう場合は受診をおすすめします(子ども編)|つわぶきクリニック|京都市山科の児童精神科,心療内科

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こういう場合は受診をおすすめします!(子ども編)

こういう場合は受診をおすすめします(子ども編)|つわぶきクリニック|京都市山科の児童精神科,心療内科

こういう場合は受診をおすすめします!(子ども編)

こういう場合は受診をおすすめします!(子ども編)

日本の出生率は、どんどん下がっていっています。つまり、女性が一生涯で育てる子どもの数も減っているということ。昔は大人数の家族でみんなで力を合わせて育てていた子どもも、今は核家族で育てるのが当たり前になっています。

そんな時に頼りになるのは育児書やママ友の情報ではないでしょうか。でももし、子どもの発達が育児書と違っていたら?同じ月齢のあのママ友の子どもはもうこれだけできるのにうちの子どもはこれしかできない。どうして?

一度もそんなことを考えたことがないというご両親は、ほとんどいないのではないでしょうか。1歳半健診、3歳健診、「何も問題ありませんよ」と保健師さんから言われて、ホッとした方もいるでしょう。逆に、この段階で「ちょっと気になるところがある」と言われてしまうと、どんどん不安になってしまったりしませんか?

当院では就学児以降の年齢のお子さんの相談窓口として、お話を丁寧に伺い、必要があれば治療を行い、そんなご両親の不安を少しでも解消できる場所になれたらと思っています。

また、お子さんがすでに学校などでトラブルを起こしている、学校に行けていない、いじめに遭っている、そういうお子さんをお持ちの方もおられるでしょう。
学校からは受診をすすめられているけれども、どうしても躊躇してしまう。そんな方もいるかもしれません。心療内科・精神科に自分が受診するのでさえ抵抗がまだある世の中で、大事な我が子を受診させるというのは、より強い抵抗を生んでしまうのかもしれません。
でも、いろいろな問題を抱えたお子さんを、ご両親だけでなんとかしようとするというのは、風通しが悪くなってしまったり、悲観的になって内にこもってしまったりして、実はあまり良くありません。
こういう時は、第三者を交えて話をするのが、前向きな話しができる機会となります。そのために当院を利用していただきたいのです。三人寄れば文殊の知恵という言葉があるように、三人集まればいいアイデアが浮かぶかもしれません。普段話しにくい、愚痴やご両親だからこそのつらさを打ち明ける場所にもなれるかもしれません。

そして何より、「もうこの子の顔も見たくない」とか「嫌いになりつつある」とか、そんな思いが出てきたらそれは緊急サインです。この場合は可能な限り早く第三者を交えるべきです。
お子さんが生まれたとき、五体満足でよかった、無事に産まれてきてくれてよかった、そんな愛を感じたはずです。その愛に翳りが見え始めたら、それは本当に受診のサインなのです。

お互いに疲れが溜まってくると、必要のない言い争いが起きてしまうこともあります。ですから、「病院」・「クリニック」=「病気を診るところ」というイメージで来院されるのではなく、「第三者として関わってもらいたい、そのための場所」だと思ってください。学校の先生は当事者の一部なので、公平な目で見ることができている人は意外に少ないです。まだまだ、発達障害の一部のイメージだけが一人歩きしている部分もあります。ご両親も視野が狭くなっていることだってあるでしょう。相談に来ることで、より広い視野と、より広い可能性を見ていただきたい、そんな思いでいます。